コース5:ロボットシステムのモデリング演習(2022年度)

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産総研インダストリアルCPS研究センターでは、産業のCPS(サイバーフィジカルシステム)化に関する研究開発に取り組んでおり、システムの自動化・ロボット化のみならず、分野間・ドメイン間の連携を強化し、産業システム全体の最適化に資する技術開発に取り組んでいます。本講座は、CPS構築に当たり役立つ産総研発の技術を広く普及させるため、様々な分野の技術者に対してこれらの技術を習得してもらうための人材育成講座であり、6つのコースから構成されています。

本講座では,システム工学における様々な問題を分析,設計するためのシステムモデリング言語: SysML (Systems Modeling Language) について解説を行います.また,実際にSysMLを使用して,簡単なロボットシステムのモデル作成演習も行います.本講座はSysMLで記述された分析/設計ドキュメントを理解したい方や,SysMLを利用してシステムの分析/設計作業を行いたい方を対象としており,SysMLで使用する要素や,モデル作成時の注意点などについて,実際にモデルを作成しながら説明を行います.

日時・場所

  • 主催: 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
  • 日時: 2022年11月17日(木)〜11月18日(金)
  • 場所: オンライン
  • 定員: 10名
    • 以下の機材の貸し出しを行って実施いたします。
    • SysML ツールインストール済みノートPC

プログラム

1日目

13:00 - 17:00
講義室
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サポート用別室
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第1部:システムモデリング言語(SysML)に関する解説
担当:坂本武志氏 (株式会社グローバルアシスト)
概要: 
A) SysMLの概要
B) SysMLの各ダイアグラムの説明
C) SysML使用時の注意点について

第2部:システムモデリング演習(1)
担当:坂本武志氏 (株式会社グローバルアシスト)
概要:
A) コンテキスト図の作成
 B) 要求図の作成
 C) アクティビティ図の作成

2日目

09:30 - 17:00
講義室
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サポート用別室
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第2部:システムモデリング演習(2)
担当:坂本武志氏 (株式会社グローバルアシスト)
概要:
 C) アクティビティ図の作成
 D) ユースケース図の作成
 E) ブロック定義図の作成
 F) 内部ブロック図の作成

本プログラムは目安です。受講者の皆さまの進捗状況に応じて調整いたしますので、予めご了承ください。

事前準備

SysMLモデリング実習を行うため、予めモデリング用ソフトウェアがインストールされたWindows PC(ノートPC)をお送りしていますのでお使いください。ただし、お送りしたノートPCをネットワークに接続できない場合は、Teams(TV会議)接続用PCを別途ご用意ください。

  • モデリング用ノートPC(送付予定)
  • Teams接続用 PC (Microsoft Teams(ブラウザ版可)が動作すればOK)
    • ※ 組織のセキュリティポリシー上、お送りしたノートPCをネットワークに接続できない場合、Teams接続用PCを別途ご用意ください。
    • ※ ただし、画面共有で講師がサポートする場合もありますので、お送りしたノートPCでTeams接続とモデリングの両方を行うことを推奨します。

Enterprise Architect起動チェック

SysMLモデリングに使用するソフトウェア Enterprise Architect でモデル図が正常に起動できるかを念の為ご確認ください。

  • デスクトップ上のフォルダ内にあるファイル SampleModel.eapx をダブルクリック
  • 「モデルブラウザ」内で,「自律移動ロボットシステム」を展開
  • コンテキスト図をダブルクリック
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  • ダイアグラムが表示されることを確認
  • 左上の文字が「ibd」となっていることを確認
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ダウンロード

最新バージョン : 2.0.1-RELESE

統計

Webサイト統計
ユーザ数:2195
プロジェクト統計
RTコンポーネント307
RTミドルウエア35
ツール22
文書・仕様書2

Choreonoid

モーションエディタ/シミュレータ

OpenHRP3

動力学シミュレータ

OpenRTP

統合開発プラットフォーム

産総研RTC集

産総研が提供するRTC集

TORK

東京オープンソースロボティクス協会

DAQ-Middleware

ネットワーク分散環境でデータ収集用ソフトウェアを容易に構築するためのソフトウェア・フレームワーク