rtc2usbmem コマンドレファレンス

rtc2usbmem コマンドレファレンス

概要

 rtc2usbmem [OPTION]...

解説

rtc2usbmem はクロスコンパイルされたRTコンポーネントを、USBメモリやSDメ モリカードにコピーして実行するため、指定されたディレクトリへRTコンポー ネントのコピー、依存ライブラリのコピー、rtc.confの生成、起動スクリプト のコピーを行います。

指定されたRTコンポーネントの実行ファイルを解析し、依存しているライブラ リをクロス開発環境から検索します。検索された依存ライブラリファイルは、 OpenRTM-aistのライブラリやRTコンポーネントとともに、指定されたディレク トリへコピーされます。

実行するターゲット上にあらかじめライブラリをインストールしておく必要は なく、指定されたディレクトリにコピーされたライブラリのみでRTコンポーネ ントを実行することができます。

このコマンドはシステムの /usr 以下の Endebian クロス開発環境を検索し、 クロスコンパイルに必要なツールを見つけます。このコマンドがクロスコンパ イルツールチェーンを見つけるためには、Endibian クロス開発環境が通常のイ ンストールルールに基づき /usr 以下にインストールされている必要がありま す。それぞれのクロス開発環境は arm-linux-gnu, powerpc-linux-gnu といっ た名前でなければなりません。

オプション

2つ以上のクロス開発環境が見つかった場合は、使用するクロスコンパイルアー キテクチャを -a オプションを使用して指定する必要があります。インス トールされているクロス開発環境が1種類の場合、その環境が使用されま す。-aでアーキテクチャを指定する必要はありません。

-a で利用可能なアーキテクチャ名は -h オプションでヘルプを表示さ せると確認することができます。

 $ rtc2usbmem -h
 Usage: rtc2usbmem  -d <dir> -r <rtc> -l <libdir>
  :
  : 略
  :
 Available architectures:
    arm powerpc

この環境では、armとpowerpcのクロス開発環境が利用できることがわかります。

-a architecture
ターゲットアーキテクチャを指定する。
-d dir
ファイルをコピーするディレクトリを指定する。
-r rtc
ターゲットのRTコンポーネントを指定する。複数指定可。
-l libdir
依存ライブラリを検索するライブラリパスを指定する。複数指定可。
-x
OpenRTM-aist関係のライブラリ (libRTC.so. libcoil.so) をコピーしない。
-h
ヘルプを表示する。

バグ

バグを発見した場合は、<n-ando@aist.go.jp> ご連絡ください。

参照

作者

このコマンドは安藤慶昭 <n-ando@aist.go.jp> により作成されました。

COPYRIGHT

Copyright (c) 2012, Noriaki Ando

ダウンロード

最新バージョン : 2.0.1-RELESE

統計

Webサイト統計
ユーザ数:2160
プロジェクト統計
RTコンポーネント307
RTミドルウエア35
ツール22
文書・仕様書2

Choreonoid

モーションエディタ/シミュレータ

OpenHRP3

動力学シミュレータ

OpenRTP

統合開発プラットフォーム

産総研RTC集

産総研が提供するRTC集

TORK

東京オープンソースロボティクス協会

DAQ-Middleware

ネットワーク分散環境でデータ収集用ソフトウェアを容易に構築するためのソフトウェア・フレームワーク