# Driver interface for madwifi driver
#CONFIG_DRIVER_MADWIFI=y
# Change include directories to match with the local setup
CFLAGS += -I$(ROOTDIR)/$(LINUXDIR)/drivers/net/wireless/madwifi
ビルド
以上が終了したら、コンパイルを行います。 atmark-dist 直下のディレクトリで make clean と make を行います。 以前コンパイルしたオブジェクトファイルなどが残っている場合があるので、make clean は必ず行ってください。 コンパイルはPCの性能にもよりますが、数分から十数分かかります。
Configuring network interfaces: Using /lib/modules/2.6.26-at16/kernel/drivers/net/wireless/rt5370sta.ko
rtusb init rt2870 --->
usbcore: registered new interface driver rt2870
no /sbin/wpa_supplicant found; none killed.
ioctl[SIOCSIWPMKSA]: Network is down
ioctl[SIOCSIWMODE]: Network is down
Could not configure driver to use managed mode
0x1300 = 00064300
ioctl[SIOCSIWAUTH]: Operation not supported
WEXT auth param 4 value 0x0 - udhcpc (v0.9.9-pre) started
Sending discover...
Sending discover...
Sending discover...
Sending select for 192.168.11.16...
Lease of 192.168.11.16 obtained, lease time 86400
done
Starting inetd: done
カーネルとユーザランドの設定 (無線LANドライバ編)
ArmadilloでRalink Chipの無線LANアダプタを利用する方法について説明する。 対象とするのは、比較的ポピュラーな Ralink Chipを(RT3070/RT3370/RT5370/RT5372系チップ) 搭載したUSB無線LANインターフェース。
カーネルの設定
Armadillo-440用のデフォルトのカーネル (linux-a400-1.09.bin.gz) では無線LANに関するオプションが有効になっていないため、無線LANを有効にしカーネルの再コンパイルが必要となる。
上のようなカーネルの設定画面が表示されたら、下記の無線LANデバイスに関するオプションにチェックをつける。
Exitしてカーネルの設定メニューを抜ける。
ユーザランド (romfs) の設定
カーネルの設定画面を抜けると、ユーザランドの設定画面が起動する。
Network Applicationsの設定に入り、下の方の hostap にチェックをいれる。すると、更に下層のメニューが開くので、wpa_supplicant にチェックを入れる。
この他
などのWLAN関係のツールがチェックされていることを念のため確認。
以上が終わったらExitで抜ける。
user/hostap/wpa_supplicant/.config の編集
このままmakeを行うと、madwifi関係のコンパイルでエラーになるため、user/hostap/wpa_supplicant/.config の設定を変更する。
として、以下のように CONFIG_DRIVER_MADWIFI=y をコメントアウトする。
ビルド
以上が終了したら、コンパイルを行います。 atmark-dist 直下のディレクトリで make clean と make を行います。 以前コンパイルしたオブジェクトファイルなどが残っている場合があるので、make clean は必ず行ってください。 コンパイルはPCの性能にもよりますが、数分から十数分かかります。
ドライバソースのダウンロード
Ralinkのサイトからドライバのソースコードをダウンロードする。
対象無線LANデバイス
以下に、Ralinkチップを使用したUSB無線LANデバイスのリストを示す。
RT8070/RT3070/RT3370/RT5370/RT5372系チップ
RT3070/RT3370/RT5370/RT5372系チップ用ドライバは以下からダウンロード可能。
RT2800系チップ
RT2800系チップ用ドライバは以下からダウンロード可能。RT3070/RT3370/RT5370/RT5372系チップ用ドライバで動作するとの情報もあるが詳細は不明。
http://www.ralinktech.com/en/04_support/license.php?sn=5021
ダウンロード・展開
ダウンロードしたソースをatmark-distと同じディレクトリに展開する。 なお、ダウンロードしたソースはファイル名の拡張子がbz2のみになっているが実際はtar.bz2圧縮である。
パッチを当てる
を当てる。
ビルドする
makeする。 atmark-dist と同じディレクトリ以外に展開した場合、環境変数 ATMARKDIST_DIRに設定してmakeする必要がある。 以下の例では、atmark-dist が /home/atmark/work/atmark-dist にあると仮定している。
これにより、atmark-dist/romfs以下のディレクトリにカーネルモジュール (rt5370sta.ko) と設定ファイル (RT2830STA.dat) が保存される。
イメージを書き込む
romfsイメージを作る
Armadilloに書き込むための romfs イメージを再度作成する。
カーネル linux.bin.gz およびユーザランド romfs.img.gz
Armadillo にユーザランドイメージをダウンロードする
hermitなどを立ち上げてromfs.img.gz をユーザランドにダウンロードする。 詳細については、アットマークテクノの以下のページを参照してください。
第6章 フラッシュメモリの書き換え方法
無線LANの設定
キーの取得
により、パスフレーズ入力プロンプトが表示されるので、パスフレーズを入力すると以下のように暗号化された psk のキーが出力される。
/etc/config/interfaces の修正
無線LAN用に /etc/config/interfaces を以下のように修正する。
さらに、flatfsd で変更された interfaces ファイルを flatfsd で config 領域に保存する。
# flatfsd -s
確認
再起動し無線LANが動作していることを確認する。
ログイン後、iwconfig, ifconfig などで動作状況を確認できる。
トラブルシューティング
モジュールのロードができていない
何らかの理由でモジュールがロードできていない場合、無線LANデバイスは使用できない。
もし、rt5370sta モジュールがロードされていない場合、手動でロードしてみる。
ネットワークインターフェースが起動しない
モジュールがロードされているのにに、ネットワーク・インターフェース ra0 が起動しない場合、手動で起動してみる。
IPアドレスが割り当てられない
ネットワークインターフェースが割り当てられない場合、手動でDHCPクライアントを起動してみる。
参考ページ
Atmarkテクノ Webページ
その他
ファイルダウンロード
この節で使用したファイルを以下からダウンロードできます。
1,765,638 bytes
CMSのシステムの都合上ファイル名が linux.bin_.gz となっています。
11,594,936 bytes
CMSのシステムの都合上ファイル名が romfs.img_.gz となっています。
19,440 bytes