[openrtm-users 01333] OMGからRTコンポーネントに関する新しいRFPが発行

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登録日: 2009-06-23 14:31
[openrtm-users 01333] OMGからRTコンポーネントに関する新しいRFPが発行

産総研の安藤と申します。

本日、OMGからRTコンポーネントに関する新しいRFPが発行されましたのでお知
らせいたします。

RFP: Request for Proposal = 標準仕様提案依頼書

※複数の ML にご案内をお送りしております。
重複してお受け取りの際はご容赦下さい。

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OMGからRTコンポーネントに関する新しいRFPが発行
Dynamic Deployment and Configuration for RTC (DDC4RTC) RFP
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2010年6月29日、OMGよりRTコンポーネント標準仕様に関連した新たな標準仕様
策定に関する標準仕様提案依頼書 (RFP) が正式に発行されました。産総研は
OMG において、ミドルウエア ACE/TAO 等の開発で知られるVanderbilt大学、韓
国OPRoSプロジェクトのETRI (Electronics and Telecommunications Research
Institute) 等と共に、RTコンポーネントのの動的配置・設定に関する標準化プ
ロセスを本格的に開始いたします。

6月21日から25日にかけて米国ミネアポリスにおいて行われたOMG技術会議にお
いてにおいて、Robotics DTF (Domain Task Force: 共同議長 神徳徹雄 (産総
研) 他 韓国 ETRI、フランス Thales の2名) Infrastructure WG (Working
Group: 共同議長 安藤慶昭 (産総研) 他 韓国 ETRI 1名) が提案した、RTコン
ポーネントの動的配置 (Deployment) および設定(Configuration) に関する標
準仕様策定のためのRFP (Request for Proposal) 発行がTC (Technical
Committee) において承認されました。

これにより、RTコンポーネントのモジュールの検索・取得・動的配置およびRT
コンポーネントインスタンスの生成・設定・再設定等、システム運用時に必要
となる種々の機能に関する標準化を今後OMG内で進めることが承認されました。

現在、OMG Robotic Technology Component Specification いわゆる OMG RTC
標準仕様は、コンポーネントレベルでの相互運用性を期待して、基本的なコン
ポーネントのモデルのみを規定しています。一方で、OMG RTC標準仕様は、現在
産総研が開発しているOpenRTM-aistのみならず、株式会社セック版
OpenRTM.NET、韓国OPRoSプロジェクトにおけるOPRoSコンポーネント、
GOSTAI/Thalesが開発しているGOSTAI-RTCなど、多様なベンダによって実装され
つつあり、RTコンポーネントの開発、配置、設定など開発・運用時に使用する
ツール群の共通化、相互運用性の確保が求められています。これを受けて、
OMG Robotics Domain Task Force, Infrastructure Working Group では、RTコ
ンポーネントの動的配置および設定を行うためのインターフェースやデータ構
造に関する標準仕様提案依頼書の発行を目指して議論を進めてきました。

今回、この "DDC4RTC" のRFPが発行されたことによって、正式に標準化プロセ
スがスタートします。この標準仕様に対して提案を希望する組織は、12月の
OMGテクニカルミーティングの4週間前 (11月8日) までに初期提案をOMGに提案
し、その後協議により統合標準仕様案を策定していくことになります。その他
のプロセスの概要は以下のとおりとなります。

LOI(Letter of Intent: 意思表明書)提出期限: 2010.9.17
初期標準仕様提案提出期限: 2010.11.8
初期標準提案プレゼンテーション: 2010.12
統合標準仕様原案提出: 2011.6 頃

この "DDC4RTC" 標準仕様が策定されると、現在様々なベンダが実装している
RTCに関連する開発・システム管理等のツールの相互運用、共通化が促進され、
より多くのツールやインフラストラクチャの利用が可能になることが見込まれ
ます。産総研では、国内の開発者、研究組織、ツールベンダーに今後ロボット
システム開発ツールを提供していただけるよう、RTミドルウエアで培ってきた
成果をベースに、本RFPに対して標準仕様原案を提案していく予定です。ご意見、
ご要望については随時、OpenRTM-aistのメーリングリストにて承ります。メー
リングリストの参加方法につきましては、下記 OpenRTM-aist Official
Website をご参照ください。

今回発表された DDC4RTC RFP については以下のドキュメントをご覧ください。

Dynamic Deployment and Configuration for RTC (DDC4RTC) RFP
http://www.omg.org/cgi-bin/doc?mars/2010-6-16

Current OMG Technology Adoption Processes
http://www.omg.org/public_schedule/

関連ページへのリンク

Robotics Domain Task Force
http://robotics.omg.org

Object Management Group
http://www.omg.org

OpenRTM-aist Official Website
http://www.openrtm.org

なお、本標準化活動の一部はNEDO次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト
の支援を受けて行われています。

未定義

ダウンロード

最新バージョン : 2.0.1-RELESE

統計

Webサイト統計
ユーザ数:2209
プロジェクト統計
RTコンポーネント307
RTミドルウエア35
ツール22
文書・仕様書2

Choreonoid

モーションエディタ/シミュレータ

OpenHRP3

動力学シミュレータ

OpenRTP

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ネットワーク分散環境でデータ収集用ソフトウェアを容易に構築するためのソフトウェア・フレームワーク