クラス RTC::CorbaConsumerBase

オブジェクトリファレンスを保持するプレースホルダ基底クラス [詳細]

#include <CorbaConsumer.h>

RTC::CorbaConsumerBaseに対する継承グラフ

すべてのメンバ一覧

Public メソッド
	CorbaConsumerBase ()
	コンストラクタ
	CorbaConsumerBase (const CorbaConsumerBase &x)
	コピーコンストラクタ
CorbaConsumerBase &	operator= (const CorbaConsumerBase &x)
	代入演算子
void	swap (CorbaConsumerBase &x)
	swap関数
virtual	~CorbaConsumerBase (void)
	仮想デストラクタ
virtual bool	setObject (CORBA::Object_ptr obj)
	CORBAオブジェクトをセットする.
virtual CORBA::Object_ptr	getObject ()
	CORBAオブジェクトを取得する.
virtual void	releaseObject ()
	CORBAオブジェクトの設定をクリアする.
Protected 変数
CORBA::Object_var	m_objref
	設定された CORBA オブジェクト

---

説明

オブジェクトリファレンスを保持するプレースホルダ基底クラス

通信手段として CORBA を選択した場合のコンシューマ実装のための基底クラス

から:

0.4.0

---

コンストラクタとデストラクタ

RTC::CorbaConsumerBase::CorbaConsumerBase

(

)

[inline]

コンストラクタ

RTC::CorbaConsumerBase::CorbaConsumerBase

(

const CorbaConsumerBase &

x

)

[inline]

コピーコンストラクタ

引数:

x

コピー元のCorbaConsumerBaseオブジェクト

virtual RTC::CorbaConsumerBase::~CorbaConsumerBase

(

void

)

[inline, virtual]

仮想デストラクタ

参照先 releaseObject().

---

関数

virtual CORBA::Object_ptr RTC::CorbaConsumerBase::getObject

(

)

[inline, virtual]

CORBAオブジェクトを取得する.

ConsumerBase オブジェクト内に CORBA::Object_var 型として保持されている オブジェクトリファレンスを取得する。 呼び出し側はvar型変数で受けるか、使用後CORBArelease()を呼び出して 参照カウントをデクリメントすること。

戻り値:

obj CORBA オブジェクトのリファレンス

参照先 m_objref.

CorbaConsumerBase& RTC::CorbaConsumerBase::operator=

(

const CorbaConsumerBase &

x

)

[inline]

代入演算子

引数:

x

代入元

戻り値:

代入結果

参照先 swap().

virtual void RTC::CorbaConsumerBase::releaseObject

(

)

[inline, virtual]

CORBAオブジェクトの設定をクリアする.

設定されている CORBA オブジェクトをクリアする。 CORBAオブジェクトそのものに対しては何も操作しない。

RTC::CorbaConsumer< ObjectType, ObjectTypePtr, ObjectTypeVar >, RTC::CorbaConsumer< ::OpenRTM::InPortCdr >, と RTC::CorbaConsumer< ::OpenRTM::OutPortCdr >で再定義されています。

参照先 m_objref.

参照元 ~CorbaConsumerBase().

virtual bool RTC::CorbaConsumerBase::setObject

(

CORBA::Object_ptr

obj

)

[inline, virtual]

CORBAオブジェクトをセットする.

与えられたオブジェクトリファレンスは、ConsumerBase オブジェクト内に CORBA::Object_var 型として保持される。 _var 型変数を引数に渡す場合は var.in() を渡すこと。

引数:

obj

CORBA オブジェクトのリファレンス

戻り値:

obj が nil リファレンスの場合 false を返す。

RTC::CorbaConsumer< ObjectType, ObjectTypePtr, ObjectTypeVar >, RTC::CorbaConsumer< ::OpenRTM::InPortCdr >, と RTC::CorbaConsumer< ::OpenRTM::OutPortCdr >で再定義されています。

参照先 m_objref.

参照元 RTC::CorbaConsumer< ::OpenRTM::OutPortCdr >::setObject().

void RTC::CorbaConsumerBase::swap

(

CorbaConsumerBase &

x

)

[inline]

swap関数

引数:

x

代入元

参照先 m_objref.

参照元 operator=().

---

変数

CORBA::Object_var RTC::CorbaConsumerBase::m_objref [protected]

設定された CORBA オブジェクト

参照元 getObject(), releaseObject(), RTC::CorbaConsumer< ::OpenRTM::OutPortCdr >::setObject(), setObject(), と swap().