クラス RTC::PublisherBase

Publisher 基底クラス. [詳細]

#include <PublisherBase.h>

RTC::PublisherBaseに対する継承グラフ
RTC::DataPortStatus RTC::PublisherFlush RTC::PublisherNew RTC::PublisherPeriodic

すべてのメンバ一覧

Public メソッド

virtual DATAPORTSTATUS_ENUM ~PublisherBase (void)
 デストラクタ
virtual ReturnCode init (coil::Properties &prop)=0
 設定初期化
virtual ReturnCode setConsumer (InPortConsumer *consumer)=0
 InPortコンシューマのセット.
virtual ReturnCode setBuffer (BufferBase< cdrMemoryStream > *buffer)=0
 バッファのセット
virtual ReturnCode setListener (ConnectorInfo &info, ConnectorListeners *listeners)=0
 リスナを設定する。
virtual ReturnCode write (const cdrMemoryStream &data, unsigned long sec, unsigned long usec)=0
 データを書き込む
virtual bool isActive ()=0
 アクティブ化確認
virtual ReturnCode activate ()=0
 アクティブ化する
virtual ReturnCode deactivate ()=0
 非アクティブ化する
virtual void release ()
 Publisher を破棄する。.

説明

Publisher 基底クラス.

データ送出タイミングを管理して送出を駆動するPublisher* の基底クラス。 各種 Publisher はこのクラスを継承して詳細を実装する。

から:
0.4.0

コンストラクタとデストラクタ

virtual DATAPORTSTATUS_ENUM RTC::PublisherBase::~PublisherBase ( void   )  [inline, virtual]

デストラクタ


関数

virtual ReturnCode RTC::PublisherBase::activate (  )  [pure virtual]

アクティブ化する

Publisher をアクティブ化する。この関数を呼び出すことにより、 Publisherが持つ、データを送信するスレッドが動作を開始する。初期 化が行われていないなどにより、事前条件を満たさない場合、エラーコー ド PRECONDITION_NOT_MET を返す。

戻り値:
PORT_OK 正常終了 PRECONDITION_NOT_MET 事前条件を満たさない

RTC::PublisherFlush, RTC::PublisherNew, と RTC::PublisherPeriodicで実装されています。

virtual ReturnCode RTC::PublisherBase::deactivate (  )  [pure virtual]

非アクティブ化する

Publisher を非アクティブ化する。この関数を呼び出すことにより、 Publisherが持つ、データを送信するスレッドが動作を停止する。初期 化が行われていないなどにより、事前条件を満たさない場合、エラーコー ド PRECONDITION_NOT_MET を返す。

戻り値:
PORT_OK 正常終了 PRECONDITION_NOT_MET 事前条件を満たさない

RTC::PublisherFlush, RTC::PublisherNew, と RTC::PublisherPeriodicで実装されています。

virtual ReturnCode RTC::PublisherBase::init ( coil::Properties &  prop  )  [pure virtual]

設定初期化

InPortConsumerの各種設定を行う。実装クラスでは、与えられた Propertiesから必要な情報を取得して各種設定を行う。この init() 関 数は、OutPortProvider生成直後および、接続時にそれぞれ呼ばれる可 能性がある。したがって、この関数は複数回呼ばれることを想定して記 述されるべきである。

引数:
prop 設定情報

RTC::PublisherFlush, RTC::PublisherNew, と RTC::PublisherPeriodicで実装されています。

virtual bool RTC::PublisherBase::isActive (  )  [pure virtual]

アクティブ化確認

Publisher はデータポートと同期して activate/deactivate される。 activate() / deactivate() 関数によって、アクティブ状態と非アクティ ブ状態が切り替わる。この関数により、現在アクティブ状態か、非アク ティブ状態かを確認することができる。

戻り値:
状態確認結果(アクティブ状態:true、非アクティブ状態:false)

RTC::PublisherFlush, RTC::PublisherNew, と RTC::PublisherPeriodicで実装されています。

virtual void RTC::PublisherBase::release (  )  [inline, virtual]

Publisher を破棄する。.

当該 Publisher を破棄する。 当該 Publisher が不要になった場合に PublisherFactory から呼び出される。

virtual ReturnCode RTC::PublisherBase::setBuffer ( BufferBase< cdrMemoryStream > *  buffer  )  [pure virtual]

バッファのセット

この関数では、この Publisher に関連付けられるバッファをセットする。 バッファオブジェクトがヌルポインタの場合、INVALID_ARGSが返される。 それ以外の場合は、PORT_OK が返される。

引数:
buffer CDR buffer へのポインタ
戻り値:
ReturnCode PORT_OK 正常終了 INVALID_ARGS 引数に不正な値が含まれている
virtual ReturnCode RTC::PublisherBase::setConsumer ( InPortConsumer consumer  )  [pure virtual]

InPortコンシューマのセット.

この関数では、この Publisher に関連付けられるコンシューマをセットする。 コンシューマオブジェクトがヌルポインタの場合、INVALID_ARGSが返される。 それ以外の場合は、PORT_OK が返される。

引数:
consumer Consumer へのポインタ
戻り値:
ReturnCode PORT_OK 正常終了 INVALID_ARGS 引数に不正な値が含まれている

RTC::PublisherFlush, RTC::PublisherNew, と RTC::PublisherPeriodicで実装されています。

virtual ReturnCode RTC::PublisherBase::setListener ( ConnectorInfo info,
ConnectorListeners listeners 
) [pure virtual]

リスナを設定する。

Publisher に対してリスナオブジェクト ConnectorListeners を設定する。 各種リスナオブジェクトを含む ConnectorListeners をセットすることで、 バッファの読み書き、データの送信時等にこれらのリスナをコールする。 ConnectorListeners オブジェクトの所有権はポートまたは RTObject が持ち Publisher 削除時に ConnectorListeners は削除されることはない。 ConnectorListeners がヌルポインタの場合 INVALID_ARGS を返す。

引数:
info ConnectorProfile をローカル化したオブジェクト ConnectorInfo
listeners リスナを多数保持する ConnectorListeners オブジェクト
戻り値:
PORT_OK 正常終了 INVALID_ARGS 不正な引数

RTC::PublisherFlush, RTC::PublisherNew, と RTC::PublisherPeriodicで実装されています。

virtual ReturnCode RTC::PublisherBase::write ( const cdrMemoryStream &  data,
unsigned long  sec,
unsigned long  usec 
) [pure virtual]

データを書き込む

Publisher に対してデータを書き込む。コンシューマ、リスナ等が適切 に設定されていない等、Publisher オブジェクトが正しく初期化されて いない場合、この関数を呼び出すとエラーコード PRECONDITION_NOT_MET が返され、書き込み等の操作は一切行われない。

書き込みに対して、コンシューマがフル状態、コンシューマのエラー、 コンシューマへの書き込みがタイムアウトした場合にはそれぞれ、エラー コード SEND_FULL, SEND_ERROR, SEND_TIMEOUT が返される。

これら以外のエラーの場合、PORT_ERROR が返される。

引数:
data 書き込むデータ
sec タイムアウト時間
nsec タイムアウト時間
戻り値:
PORT_OK 正常終了 PRECONDITION_NO_MET consumer, buffer, listener等が適切に設定 されていない等、このオブジェクトの事前条件 を満たさない場合。 SEND_FULL 送信先がフル状態 SEND_TIMEOUT 送信先がタイムアウトした CONNECTION_LOST 接続が切断されたことを検知した。

RTC::PublisherFlush, RTC::PublisherNew, と RTC::PublisherPeriodicで実装されています。

OpenRTMに対してFri Mar 11 00:00:51 2011に生成されました。  doxygen 1.6.3