OmniORBのビルド手順(win8、VS2012環境)¶
全体の流れ¶
- ソースをDLする
- 環境を整える
- omniORBソースコードを修正する
- ビルドする
ソースをDLする¶
- http://omniorb.sourceforge.net/ からソースコードをDLし解凍しておく。(C:以下など)
環境を整える¶
- windows8環境にVC2012をインストールする。
- omniORBでedit.exe(ライブラリの新しいベースアドレスを変更するコマンド)を呼ぶので、WDK8とWDK8再頒布可能コンポーネントをインストールする。
- ライト版cygwinが必要なので、http://omniorb.sourceforge.net/att_packages/gnu-win32-lite.zip をDLする。
- 解凍したファイルgnuwin32をC:\以下に置き、環境変数pathにC:\gnuwin32\bin;を追記する。
- コマンドプロンプトを起動して次のコマンドを入力する。
C:\gnuwin32\bin\checkmounts C:\gnuwin32
※成功したら次のメッセージが表示されます。
no /bin/sh.exe, mounting c:\gnuwin32\bin as /bin
Completed successfully.
- pythonが必要なので、http://omniorb.sourceforge.net/att_packages/omnipython-x86_win32.zip をDLする。
- 解凍したディレクトリのファイルをomniORBのトップディレクトリに置く。
omniORBソースコードを修正する¶
- コンフィグファイルにプラットフォームを設定する。<top>\config\config.mkを開き、 platform = x86_win32_vs_11 を追記する。
- pythonインタプリタを設定する。 <top>\mk\platformsディレクトリに移動し、他のファイルx86_win32_vs_10.mkなどをコピーしてx86_win32_vs_11.mkとリネームする。x86_win32_vs_11.mkを開いて、PYTHON = $(ABSTOP)/$(BINDIR)/omnipython を有効にする。
- WDK8から削除されたrebase.exeをeditbin.exeに修正する。<top>\src\lib\dir.mkを開き、21,22行目を次のように修正する。
(cd $(EXPORT_TREE)/$(BINDIR); rebase.exe -b 0x68000000 -d *_rt.dll; )
(cd $(EXPORT_TREE)/$(BINDIR); rebase.exe -b 0x68000000 -d *_rtd.dll; )
↓
(cd $(EXPORT_TREE)/$(BINDIR); editbin.exe /REBASE[:[BASE=0x68000000][,DOWN]] *_rt.dll; )
(cd $(EXPORT_TREE)/$(BINDIR); editbin.exe /REBASE[:[BASE=0x68000000][,DOWN]] *_rtd.dll; )
ビルドする¶
- コマンドプロンプトを管理者権限で起動する。
- パスを通すため、コマンドプロンプトで C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 11.0\VC\bin に移動し、vcvars32.batを実行する。
- omniORBの<top>\srcに移動し、make exportする。
omniORBpyビルド方法¶