[openrtm-users 02970] Re: ルータのLAN側にあるRTCの操作
Masayuki Shimizu
tmsimiz @ ipc.shizuoka.ac.jp
2013年 11月 22日 (金) 11:50:31 JST
末廣先生
清水です。
> ORB一つに対して一つのIPアドレス+ポートで良いのですね.
> ここは誤解していました.というかマネージャ一つに
> 一つのORBという方に思い至らなかったのかな.
> 勉強になります.ありがとうございました.
OpenRTMでは、一つのORBに対して一つのマネージャという
実装になっていると思います。
エンドポイントが複数になってしまうのは、omniORBの実装のためです。
omniORBでは、ORBはプロセスの仮想メモリ空間上で固有となります
(ORBオブジェクトはグローバルにstaticなメモリ割り当てをされる)。
ORBオブジェクトはシングルトンで生成されるので、
同一プロセス内で複数のCORBAオブジェクトを生成しても、
それらは同じORBで管理されるようになります。
OpenRTMのマネージャもシングルトンなので、同一プロセス上で
複数のRTC等のCORBAオブジェクトを作成しても、
それらは同じマネージャ(すなわち同じORB)で管理されるはずです。
しかし、複数RTCを複数プロセスで作成すれば、
それぞれのプロセスの仮想メモリ空間アドレスが異なるために、
新たなORB/マネージャをプロセス数だけ作成せざるを得なくなります。
その場合は、複数のエンドポイントが必要になってきます。
VPNに関する情報もありがとうございます。
VPNサーバの作成等はかなり高度なネットワーク知識が必要そうなので、
現在の私の手には負えないように感じます
(iptablesを使ったポートフォワード設定でさえも苦労しました)。
本当は、CORBAやネットワークの知識が無くてもコンポーネントを
扱えるようにするのがRTミドルウェアの役割だと思いますので、
ビギナーレベルでも簡単にVPNを使ったRTCネットワークを
構築できるものがOpenRTMで提供されれば良いかなと思います。
清水
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Masayuki Shimizu
Assistant Professor
Dept. of Mechanical Engineering, Shizuoka Univ.
3-5-1, Johoku, Naka-ku, Hamamatsu 432-8561, JAPAN
TEL/FAX: +81-53-478-1061
Email: tmsimiz @ ipc.shizuoka.ac.jp
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