[openrtm-users 02389] Re: ECから時刻をとれるようにする

Yuki Suga ysuga @ ysuga.net
2012年 1月 10日 (火) 12:56:57 JST


安藤先生,岡田先生,皆さま:
菅です.お世話になっております.

前者はプロセス内部のグローバル時間を変更するEC,
後者はEC内部にクロックを持ち,ECから時刻を取得する,
と判断します.

これについては,後者がよいかと思いました.
理由はぱっと考えると以下の二点.

1.同一プロセス内でECを多数使う場合に,後者の方が混乱しないのでは?
2.ECにアクセスして,他のプロセスからRTC内部の時刻にアクセスできそう
3.coilがRTMに依存するモデルは美しくない

ECで時刻を取得できるとなれば,利用したい場面が増えてくると思いますが,
問題が切り分けやすそうな後者の方が魅力を感じます.
また,僕はRTC内では出来るだけcoilのオペレーションを使っていますが,
ECでcoil内部の値がすり替わるというのは,
coilがRTMに依存するということでしょうから,
coilを独立したモジュールとして開発していた意味もなくなってしまうのではないですか?

僕の感覚だと,「美しくない」です.


ではでは

2012年1月10日10:38 Ando Noriaki <n-ando @ aist.go.jp>:
> 岡田先生、皆様
>
> 安藤です
>
> 我々も、とある用途でそういった仕様のECを検討しています。
>
> 具体的に言いますと、現在のECのトリガオペレーション tick() の代わりに
> tick (in long sec, in long usec) を使ってアプリケーション側から
> 時刻を与えられるようにし、ECは与えられた時刻を論理クロック
> (グローバルに1個、論理時間を保持するだけのもの) に書き込み、
> coil::gettimeofday() が返す値に反映させる、というものです。
> #添付のホワイトボードの図を参照ください。
>
> もう一つ考えているのは、この論理クロックをEC内部に持たせ、
> RTObject_implにECの時刻を取得するメンバ関数を追加するというものです。
>
> 最初の方法は、クロックを論理クロックに切り替えたあとは、
> すべてcoil:gettimeofday で取得した時刻が論理時間に切り替わるので、
> 例えば、ログに記録される時刻もすべて論理時間と同じになるので、
> 挙動とログを照らし合わせるときなどは便利ですが、そのたgettimeofday
> に依存してロジックを組んでいる場合、そこでおかしな現象が起こる可能性もあります。
>
> 後者は、ECに論理時間を取得しに行くロジックだけ、論理時間を元に
> 動作するのでわかりやすいといえばわかりやすいですが、他の時刻は
> 実際のクロックのままです。
>
> 今のところ、前者の実装を行なっているところですが、みなさんでなにか
> アイディアがおありの方がいらっしゃいましたら、コメントいただければ幸いです。
>
> よろしくお願いします。
>
>
> 2012年1月6日18:10 Kei Okada <k-okada @ jsk.t.u-tokyo.ac.jp>:
>> 岡田です.度々お騒がせしております.
>>
>> ECから時刻をとれるようにする,という機能があると以下の状況で
>> 便利かと思いましたので,よろしくご検討いただければ幸いです.
>>
>>>> シミュレータと実機で同じコンポーネントを使うような状況で,
>> コンポーネント内で,例えば実行周期を確認する為などの場合で,
>> シミュレータではシミュレーションの時刻を知りたく,実機では実時刻を
>> 知りたい場合,ECから現在の時刻をとれるような機能があれば,
>> コンポーネントでonExecuteが呼ばれる度にこれを参照する,という
>> プログラムがかけそうです
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>    統合知能研究グループ 主任研究員, 博士(工学)
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