クラス coil::Properties

プロパティセットを表現するクラス [詳細]

#include <Properties.h>

すべてのメンバ一覧

Public メソッド

 Properties (const char *key="", const char *value="")
 コンストラクタ(rootノードのみ作成)
 Properties (std::map< std::string, std::string > &defaults)
 コンストラクタ(mapでデフォルト値を与える)
 Properties (const char *defaults[], long num=LONG_MAX)
 コンストラクタ(char*[] でデフォルト値を与える)
 Properties (const Properties &prop)
 コピーコンストラクタ
Propertiesoperator= (const Properties &prop)
 代入演算子
virtual ~Properties (void)
 デストラクタ
const char * getName (void) const
 Name の取得.
const char * getValue (void) const
 値の取得
const char * getDefaultValue (void) const
 デフォルト値の取得
const std::vector< Properties * > & getLeaf (void) const
 子要素の取得
const PropertiesgetRoot (void) const
 ルート要素の取得
const std::string & getProperty (const std::string &key) const
 指定されたキーを持つプロパティを、プロパティリストから探す
const std::string & getProperty (const std::string &key, const std::string &def) const
 指定されたキーを持つプロパティを、プロパティリストから探す
const std::string & operator[] (const std::string &key) const
 指定されたキーを持つプロパティを、プロパティリストから探す
std::string & operator[] (const std::string &key)
 指定されたキーを持つプロパティを、プロパティリストから探す
const std::string & getDefault (const std::string &key) const
 指定されたキーに対してデフォルト値を取得する
std::string setProperty (const std::string &key, const std::string &value)
 Properties に value を key について登録する.
std::string setDefault (const std::string &key, const std::string &value)
 デフォルト値を登録する
void setDefaults (const char *defaults[], long num=LONG_MAX)
 Properties にデフォルト値をまとめて登録する.
void list (std::ostream &out)
 指定された出力ストリームに、プロパティリストを出力する
void load (std::istream &inStream)
 入力ストリームからキーと要素が対になったプロパティリストを読み込む
void save (std::ostream &out, const std::string &header)
 プロパティリストを指定されたストリームに保存する
void store (std::ostream &out, const std::string &header)
 プロパティリストを出力ストリームへ保存する
std::vector< std::string > propertyNames (void) const
 プロパティのキーのリストを vector で返す
int size (void) const
 プロパティの数を取得する
Properties *const findNode (const std::string &key) const
 ノードを取得する
PropertiesgetNode (const std::string &key)
 ノードを取得する
bool createNode (const std::string &key)
 新規ノードを生成する
PropertiesremoveNode (const char *leaf_name)
 ノードを削除する
PropertieshasKey (const char *key) const
 子ノードにkeyがあるかどうか
void clear (void)
 子ノードを全て削除する
Propertiesoperator<< (const Properties &prop)
 Propertyをマージする.

Static Protected メソッド

static void splitKeyValue (const std::string &str, std::string &key, std::string &value)
 文字列をキーと値のペアに分割する
static bool split (const std::string &str, const char delim, std::vector< std::string > &value)
 文字列を分割する
static Properties_getNode (std::vector< std::string > &keys, std::vector< Properties * >::size_type index, const Properties *curr)
 プロパティを取得する
static void _propertiyNames (std::vector< std::string > &names, std::string curr_name, const Properties *curr)
 プロパティの名称リストを取得する
static void _store (std::ostream &out, std::string curr_name, Properties *curr)
 プロパティの名称リストを保存する
static std::ostream & _dump (std::ostream &out, const Properties &curr, int index)
 プロパティの内容を保存する
static std::string indent (int index)
 インデントを生成する

フレンド

std::ostream & operator<< (std::ostream &lhs, const Properties &rhs)
 Propertyをストリームに出力する.

説明

プロパティセットを表現するクラス

Properties クラスは、不変のプロパティセットを表す。 Properties をストリーム に保管したり、ストリームからロードしたりすることができる。 プロパティリストの各キー、およびそれに対応する値は文字列となっている。

プロパティリストには、その「デフォルト値」として別のプロパティリストを持つ ことができる。元のプロパティリストでプロパティキーが見つからないと、この 2番目のプロパティリストが検索される。

プロパティの取得には getProperty() 、プロパティのセットには setProperty() と いったメソッドを使用することが推奨される。

プロパティをストリームに保存するとき、またはストリームからロードするとき に、ISO 8859-1 文字エンコーディングが使用される。このエンコーディングに 直接表示できない文字は、扱うことができない。

このクラスは、Java の Properties クラス (java.util.Properties) とほぼ同様の メソッドを持つ。また、入出力されるファイルは Java の Properties クラスが 出力するものと互換性があるが、Unicode を含むものは扱うことができない。

から:
0.4.0

コンストラクタとデストラクタ

coil::Properties::Properties ( const char *  key = "",
const char *  value = "" 
)

コンストラクタ(rootノードのみ作成)

key と value のみを与えて Property のルートノードを作成する。 値は全てデフォルト値として設定される。

引数:
key プロパティのキー(デフォルト値:"")
value プロパティの値(デフォルト値:"")
coil::Properties::Properties ( std::map< std::string, std::string > &  defaults  ) 

コンストラクタ(mapでデフォルト値を与える)

std::string の std::map をデフォルト値にもつ Properties を作成する。 値は全てデフォルト値として設定される。

引数:
defaults デフォルト値として指定されるmap
coil::Properties::Properties ( const char *  defaults[],
long  num = LONG_MAX 
)

コンストラクタ(char*[] でデフォルト値を与える)

指定されたデフォルト値を持つ空のプロパティリストを作成する。 値は全てデフォルト値として設定される。 デフォルト値は char* の配列により与えられ、key と value の対になって おり、リストの終端は配列の数を表す引数 num か、空文字の key で与えらられ なければならない。 以下に例を示す。

 const char* defaults = {
     "key1", "value1",
     "key2", "value2",
     "key3", "value3",
     "key4", "value4",
     "key5", "value5",
     "" };
 Properties p(defaults);
 // もしくは
 Properties p(defaults, 10);
 
引数:
defaults デフォルト値を指定する配列
num デフォルト値を設定する要素数(デフォルト値:LONG_MAX)
coil::Properties::Properties ( const Properties prop  ) 

コピーコンストラクタ

引数に与えられた Properties のキー、値およびデフォルト値が 全てそのままコピーされる。

virtual coil::Properties::~Properties ( void   )  [virtual]

デストラクタ


関数

static std::ostream& coil::Properties::_dump ( std::ostream &  out,
const Properties curr,
int  index 
) [static, protected]

プロパティの内容を保存する

プロパティに設定された内容を保存する。 保存時にはプロパティ階層の深さを表す数字が付加される。 値が設定されていないプロパティについては、デフォルト値が出力される。

引数:
out プロパティ内容保存先の出力ストリーム
curr 対象プロパティ
index 現在のプロパティ階層
static Properties* coil::Properties::_getNode ( std::vector< std::string > &  keys,
std::vector< Properties * >::size_type  index,
const Properties curr 
) [static, protected]

プロパティを取得する

キーリストで指定されたプロパティを取得する。 キーリストでは、指定するキーのプロパティでの階層関係をリスト形式で表現 する。 指定したキーリストに該当するプロパティが存在しない場合はNULLを返す。

引数:
keys 取得対象プロパティのキーのリスト表現
index キーリストの階層数
curr 検索対象プロパティ
戻り値:
検索対象プロパティ
static void coil::Properties::_propertiyNames ( std::vector< std::string > &  names,
std::string  curr_name,
const Properties curr 
) [static, protected]

プロパティの名称リストを取得する

プロパティの名称を'.'区切りで表現したリストを取得する。

引数:
names プロパティの名称リスト
curr_name 現在のプロパティ名
curr 対象プロパティ
static void coil::Properties::_store ( std::ostream &  out,
std::string  curr_name,
Properties curr 
) [static, protected]

プロパティの名称リストを保存する

プロパティの名称を'.'区切りで表現したリストを保存する。

引数:
out プロパティの名称リスト保存先の出力ストリーム
curr_name 現在のプロパティ名
curr 対象プロパティ
void coil::Properties::clear ( void   ) 

子ノードを全て削除する

bool coil::Properties::createNode ( const std::string &  key  ) 

新規ノードを生成する

指定したキーを持つ新規ノードを生成する。 既に同一キーを持つノードが登録済みの場合にはエラーを返す。

引数:
key 新規ノードのキー
戻り値:
新規ノード生成結果 指定したキーを持つノードが既に存在する場合にはfalse
Properties* const coil::Properties::findNode ( const std::string &  key  )  const

ノードを取得する

指定したキーを持つノードを取得する。 存在しないキー、および空文字の場合 0 を返す。

引数:
key 取得対象ノードのキー
戻り値:
対象ノード
const std::string& coil::Properties::getDefault ( const std::string &  key  )  const

指定されたキーに対してデフォルト値を取得する

指定されたキーを持つプロパティのデフォルト値を返す。 指定されたキーを持つプロパティが存在しない場合には空文字を返す。

引数:
key プロパティキー
戻り値:
指定されたキー値を持つプロパティのデフォルト値
const char* coil::Properties::getDefaultValue ( void   )  const [inline]

デフォルト値の取得

プロパティのデフォルト値を取得する。

戻り値:
プロパティデフォルト値
const std::vector<Properties*>& coil::Properties::getLeaf ( void   )  const [inline]

子要素の取得

プロパティの子要素を取得する。

戻り値:
子要素
const char* coil::Properties::getName ( void   )  const [inline]

Name の取得.

プロパティの名称を取得する。

戻り値:
プロパティ名
Properties& coil::Properties::getNode ( const std::string &  key  ) 

ノードを取得する

指定したキーを持つノードを取得する。 存在しないキー、および空文字の場合 0 を返す。

引数:
key 取得対象ノードのキー
戻り値:
対象ノード
const std::string& coil::Properties::getProperty ( const std::string &  key,
const std::string &  def 
) const

指定されたキーを持つプロパティを、プロパティリストから探す

指定されたキーを持つプロパティを、プロパティリストから探す。 そのキーがプロパティリストにない場合は、デフォルト値の引数が返される。

引数:
key プロパティキー
def デフォルト値
戻り値:
指定されたキー値を持つこのプロパティリストの値
const std::string& coil::Properties::getProperty ( const std::string &  key  )  const

指定されたキーを持つプロパティを、プロパティリストから探す

指定されたキーを持つプロパティを、プロパティリストから探す。 そのキーがプロパティリストにないと、デフォルトのプロパティリスト、 さらにそのデフォルト値が繰り返し調べられる。 そのプロパティが見つからない場合は、null が返される。

引数:
key プロパティキー
戻り値:
指定されたキー値を持つこのプロパティリストの値

参照元 RTC::ModuleManager::DllPred::operator()(), RTC::Manager::ModuleFactories::operator()(), と RTC::ConnectorDataListenerT< DataType >::operator()().

const Properties* coil::Properties::getRoot ( void   )  const [inline]

ルート要素の取得

プロパティのルート要素を取得する。

戻り値:
ルート要素
const char* coil::Properties::getValue ( void   )  const [inline]

値の取得

プロパティの値を取得する。

戻り値:
プロパティ値
Properties* coil::Properties::hasKey ( const char *  key  )  const

子ノードにkeyがあるかどうか

指定したキーを持つ子ノードが存在するかどうか確認する。 存在する場合、子ノードを返す。

引数:
key 確認対象のキー
戻り値:
子ノード
static std::string coil::Properties::indent ( int  index  )  [static, protected]

インデントを生成する

指定された数字に従って生成したインデントを返す。 返されるインデントは、指定数字×2つの空白。

引数:
index インデント数の指定
戻り値:
生成されたインデント
void coil::Properties::list ( std::ostream &  out  ) 

指定された出力ストリームに、プロパティリストを出力する

指定された出力ストリームに、プロパティリストを出力する。 このメソッドは主にデバッグに用いられる。

引数:
out 出力ストリーム
void coil::Properties::load ( std::istream &  inStream  ) 

入力ストリームからキーと要素が対になったプロパティリストを読み込む

入力ストリームからキーと要素が対になったプロパティリストを読み込む。 ストリームは、ISO 8859-1 文字エンコーディングを使用しているとみなされる。 各プロパティは、入力ストリームに行単位で登録されているものとみなされ、 各行は行区切り文字 (\n、\r、または \r\n) で終わる。 入力ストリームから読み込んだ行は、入力ストリームでファイルの終わりに 達するまで処理される。

空白文字だけの行、または最初の非空白文字が ASCII 文字 # または ! である 行は無視される。つまり、# または ! はコメント行を示す。

空白行またはコメント行以外のすべての行は、テーブルに追加されるプロパティ を記述する。ただし、行の終わりが \ の場合は、次の行があれば継続行として 扱われる (下記を参照)。 キーは、最初の非空白文字から、最初の ASCII 文字 =、:、または空白文字の直前までの、行内のすべての文字から構成される。

キーの終わりを示す文字は、前に \ を付けることによりキーに含めることも できる。キーの後ろの空白はすべてスキップされる。 キーの後ろの最初の非空白文字が = または : である場合は、これらのキーは 無視され、そのあとの空白文字もすべてスキップされる。 行内のそれ以外の文字はすべて、関連した要素文字列の一部となる。 要素文字列内では、ASCII エスケープシーケンス \t、\n、\r、\\、\"、 \'、\ (円記号とスペース)、および \uxxxx は認識され、単独の文字に変換 される。 また、行の最後の文字が \ である場合は、次の行は現在の行の継続として 扱われる。その場合、\ と行区切り文字が破棄され、継続行の先頭に空白が あればそれもすべて破棄され、要素文字列の一部にはならない。

たとえば、次の 3 行はそれぞれキー Truth と関連した要素値 Beauty を表す。

Truth = Beauty
Truth:Beauty
Truth\t\t\t:Beauty

また、次の 3 行は 1 つのプロパティを表す。

fruits\t\t\t\tapple, banana, pear, \
cantaloupe, watermelon, \
kiwi, mango
キーは fruits で、次の要素に関連付けれられる。 "apple, banana, pear, cantaloupe, watermelon, kiwi, mango" 最終的な結果でコンマのあとに必ずスペースが表示されるように、 各 \ の前にスペースがある。行の終わりを示す \ と、継続行の先頭にある 空白は破棄され、他の文字に置換されない。 また、次の 3 番目の例では、キーが cheeses で、関連した要素が空の文字列 であることを表す。

cheeses
キーは、cheeses で、関連要素は空の文字列であることを指定している。

引数:
inStream 入力ストリーム
Properties& coil::Properties::operator<< ( const Properties prop  ) 

Propertyをマージする.

現在のプロパティに設定したプロパティをマージする。

引数:
prop マージするプロパティ
戻り値:
プロパティマージ結果
Properties& coil::Properties::operator= ( const Properties prop  ) 

代入演算子

左辺値の Properties のキー、値およびデフォルト値は全て削除され、 右辺値の Properties のキー、値およびデフォルト値が全てそのまま コピーされる。

std::string& coil::Properties::operator[] ( const std::string &  key  ) 

指定されたキーを持つプロパティを、プロパティリストから探す

指定されたキーを持つプロパティを返す。 そのキーの値がプロパティリストになければデフォルト値を返す。 さらに見つからなければ、空文字を返す。 左辺値になる場合に、同じ値を持つ要素がないときは与えられたキー に対応するプロパティに右辺値を挿入。

引数:
key プロパティキー
戻り値:
指定されたキー値を持つこのプロパティリストの値
const std::string& coil::Properties::operator[] ( const std::string &  key  )  const

指定されたキーを持つプロパティを、プロパティリストから探す

指定されたキーを持つプロパティを返す。 そのキーがプロパティリストになければデフォルト値を返す。 さらに見つからなければ、空文字を返す。

引数:
key プロパティキー
戻り値:
指定されたキー値を持つこのプロパティリストの値
std::vector<std::string> coil::Properties::propertyNames ( void   )  const

プロパティのキーのリストを vector で返す

メインプロパティリストに同じ名前のキーが見つからない場合は、デフォルトの プロパティリストにある個別のキーを含む、このプロパティリストにあるすべて のキーのリストを返す。

戻り値:
プロパティリストにあるすべてのキーのリスト。 デフォルトのプロパティリストにあるキーを含む
Properties* coil::Properties::removeNode ( const char *  leaf_name  ) 

ノードを削除する

指定した名称を持つプロパティを削除する。 削除したプロパティを返す。

引数:
leaf_name 削除対象プロパティ名称
戻り値:
削除したプロパティ
void coil::Properties::save ( std::ostream &  out,
const std::string &  header 
)

プロパティリストを指定されたストリームに保存する

推奨されていません。プロパティリストの保存方法としては、 store(ostream out, string header) メソッドの使用が推奨される。 このメソッドは Java Properties との互換性のために定義されている。

引数:
out 出力ストリーム
header プロパティリストの記述
std::string coil::Properties::setDefault ( const std::string &  key,
const std::string &  value 
)

デフォルト値を登録する

key で指定される要素にデフォルト値を登録する。

引数:
key デフォルト値を登録するプロパティのキー
value 登録されるデフォルト値
戻り値:
指定されたデフォルト値
void coil::Properties::setDefaults ( const char *  defaults[],
long  num = LONG_MAX 
)

Properties にデフォルト値をまとめて登録する.

配列で指定された要素にデフォルト値をまとめて登録する。 デフォルト値は char* の配列により与えられ、key と value の対になって おり、リストの終端は配列の数を表す引数 num か、空文字の key で与えらられ なければならない。

引数:
defaults デフォルト値を指定する配列
num デフォルト値を設定する要素数(デフォルト値:LONG_MAX)
std::string coil::Properties::setProperty ( const std::string &  key,
const std::string &  value 
)

Properties に value を key について登録する.

Properties に value を key について登録する。 すでに key に対する値を持っている場合、戻り値に古い値を返す。

引数:
key プロパティリストに配置されるキー
value key に対応する値
戻り値:
プロパティリストの指定されたキーの前の値。それがない場合は null
int coil::Properties::size ( void   )  const

プロパティの数を取得する

設定済みのプロパティ数を取得する。

戻り値:
プロパティ数
static bool coil::Properties::split ( const std::string &  str,
const char  delim,
std::vector< std::string > &  value 
) [static, protected]

文字列を分割する

与えられた文字列を、与えられたデリミタで分割する。 与えられた文字列が空の場合は、エラーを返す。 与えられたデリミタがエスケープされている(直前に'\'が設定されている)場合 には、デリミタとして使用しない。

引数:
str 分割対象文字列
delim デリミタ
value 分割結果値リスト
戻り値:
分割処理結果
static void coil::Properties::splitKeyValue ( const std::string &  str,
std::string &  key,
std::string &  value 
) [static, protected]

文字列をキーと値のペアに分割する

与えられた文字列を、設定されたデリミタでキーと値のペアに分割する。 まず最初に与えられた文字列に':'もしくは'='が含まれるかを検索し、 どちらかの文字が含まれている場合にはそれをデリミタとして使用する。 両方とも含まれていない場合には、' '(スペース)を用いて分割を試みる。 全てのデリミタ候補が含まれていない場合には、与えられた文字列をキーとして 設定し、値に空の文字列を設定する。 どのデリミタ候補についてもエスケープされている(直前に'\'が設定されている) 場合には、デリミタとして使用しない。

引数:
str 分割対象文字列
key 分割結果キー
value 分割結果値
void coil::Properties::store ( std::ostream &  out,
const std::string &  header 
)

プロパティリストを出力ストリームへ保存する

Properties テーブル内のプロパティリスト (キーと要素のペア) を、load メソッドを使って Properties テーブルにロードするのに適切なフォーマットで 出力ストリームに書き込む。

Properties テーブル内のプロパティリスト (キーと要素のペア) を、load メソッドを使って Properties テーブルにロードするのに適切なフォーマットで 出力ストリームに書き込む。ストリームは、ISO 8859-1 文字 エンコーディングを使用して書き込まれる。 Properties テーブル (存在する場合) のデフォルトテーブルからの プロパティは、このメソッドによっては書き込まれない。

header 引数が null でない場合は、ASCII 文字の #、header の文字列、 および行区切り文字が最初に出力ストリームに書き込まれます。このため、 header は識別コメントとして使うことができる。

次に、ASCII 文字の #、現在の日時 (Date の toString メソッドによって 現在時刻が生成されるのと同様)、および Writer によって生成される行区切り からなるコメント行が書き込まれる。

続いて、 Properties テーブル内のすべてのエントリが 1 行ずつ書き出される。 各エントリのキー文字列、ASCII 文字の=、関連した要素文字列が書き込まれる。 要素文字列の各文字は、エスケープシーケンスとして描画する必要があるか どうか確認される。ASCII 文字の \、タブ、改行、および復帰はそれぞれ \\、 \t、\n、および \r として書き込まれる。\u0020 より小さい文字および \u007E より大きい文字は、対応する 16 進値 xxxx を使って \uxxxx として 書き込まれる。埋め込み空白文字でも後書き空白文字でもない先行空白文字は、 前に \ を付けて書き込まれる。キーと値の文字 #、!、=、および : は、 必ず正しくロードされるように、前にスラッシュを付けて書き込まれる。

エントリが書き込まれたあとで、出力ストリームがフラッシュされる。 出力ストリームはこのメソッドから復帰したあとも開いたままとなる。

引数:
out 出力ストリーム
header プロパティリストの記述

フレンドと関連する関数

std::ostream& operator<< ( std::ostream &  lhs,
const Properties rhs 
) [friend]

Propertyをストリームに出力する.

Propertyをストリームに出力する。

引数:
lhs 出力ストリーム
rhs プロパティ
戻り値:
出力ストリーム
OpenRTMに対してThu May 24 23:25:19 2012に生成されました。  doxygen 1.6.3