[openrtm-users 00140] Re: RPMパッケージ

Ando Noriaki n-ando @ aist.go.jp
2007年 6月 21日 (木) 19:30:26 JST


堀様

安藤です

申し訳ありませんが、今のところomniORB-4.1.0には対応してません。↓
http://www.is.aist.go.jp/rt/OpenRTM-aist/html/FAQ/Install.html

omniORB-4.1.0は新しいCORBAのC++マッピングルール(v1.1)に対応した関係で、
インターフェースが4.0.xとは変わってしまっているようです。

omniORB-4.1.0のリリースノート↓
http://sourceforge.net/project/shownotes.php?group_id=51138&release_id=467312

例えば、新しいマッピングルールではRefCountServantBaseがなくなって、
Servantは基本的に皆デフォルトでリファレンスカウント型になった?ようです。

そういうわけで、
> grep RefCountServantBase *.cpp *.h|wc
       9      34     662
9箇所と少しなんですが、手直しが必要になります。

一応、omniORBの方でも、RefCountServantBaseをServantBaseにtypedef
して、互換性を保つような仕掛けがしてあったと記憶しているのですが、
OpenRTMのコンパイルは通らなかったように記憶しています。

とりあえずは、4.0.x系列でご利用ください。

あと、64bit版Linuxへの対応ですが、Ubuntu7のx86_64ではコンパイルできました。
ソースの変更が必要でしたが。

rtm/CORBA_SeqUtil.h の先頭の

namespace CORBA
{
  typedef unsigned long ULong;
  typedef long Long;
};

を

#include <rtm/RTC.h>

に置き換えてください。
たしか、これだけでいけたと思います。
ちゃんとサンプルも動いて、32bitのコンポーネントとも接続できました。



07/06/21 に Toshio HORI<t.hori @ aist.go.jp> さんは書きました:
> In article <fc5ebb700706122029k48896e6en242befccb8ba890 @ mail.gmail.com>,
>        "Ando Noriaki" <n-ando @ aist.go.jp> writes:
> > OpenRTM-aist-0.4.0のRPMパッケージを作成しました。
>        :
> > おそらくSRPMは他のRPMを使用するディストリビューションでも
> > ビルドできると思います。
> >
> > もし、上記以外のディストリビューションをお使いの方は、
> > SRPMのビルドの結果などをお知らせいただければ幸いです。
>
> CentOS 5(http://www.centos.org/)で試してみました。
>
> - CentOS 5 (i386)
>  - CPU: Pentium 4/2.2GHz, 1GBメモリ
>  - ACEのバージョン: 5.5.8 (ace-tao-5.5.8-1.FC6.src.rpmから生成)
>  - omniORBのバージョン: 4.0.7 (omniORB-4.0.7-2.src.rpmから生成)
>  - ビルド結果: ○
>
> - CentOS 5 (i386)
>  - CPU: Pentium 4/2.2GHz, 1GBメモリ
>  - ACEのバージョン: 5.5.8 (ace-tao-5.5.8-1.FC6.src.rpmから生成)
>  - omniORBのバージョン: 4.1.0 (omniORB-4.1.0-2.src.rpmから生成)
>  - ビルド結果: ×
>
> - CentOS 5 (x86_64)
>  - CPU: Core 2 Duo E6700/2.66GHz, 2GBメモリ
>  - ACEのバージョン: 5.5.8 (ace-tao-5.5.8-1.FC6.src.rpmから生成)
>  - omniORBのバージョン: 4.0.7 (omniORB-4.0.7-2.src.rpmから生成)
>  - ビルド結果: ×
>
> - CentOS 5 (x86_64)
>  - CPU: Core 2 Duo E6700/2.66GHz, 2GBメモリ
>  - ACEのバージョン: 5.5.8 (ace-tao-5.5.8-1.FC6.src.rpmから生成)
>  - omniORBのバージョン: 4.1.0 (omniORB-4.1.0-2.src.rpmから生成)
>  - ビルド結果: ×
>
> 64ビット版カーネルではテストしてないそうなのでコンパイルできないのは仕
> 方ないかと思いますが、32ビット版でもomniORBのバージョンの違いでコンパイ
> ルが通らないのは、ちょっと…。
>
> # もし必要なら、omniORB 4.1.0(i386)でコンパイルがコケたときのログを送り
> # ます > 安藤君
>
> ---ほり % 周りの実験用PCは既に全部x86_64だったりするんだが…。
>
>


-- 
安藤慶昭@独立行政法人産業技術総合研究所 研究員
                   知能システム研究部門 タスクインテリジェンス研究グループ
                   〒305-8568 茨城県つくば市梅園1-1-1 中央第2
                   TEL: 029-861-5981 FAX: 029-861-5971
                   n-ando @ aist.go.jp, n-ando @ ieee.org



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