ソースからのビルド(Linux編)

Linux上でソースパッケージからインストールしたい場合、OpenRTM-aist-Pythonを自分でビルドする必要があります。以下にUbuntu 18.04でのビルド作業の手順を説明します。

対応 OS およびディストリビューション

OpenRTM-aist-Pythonは下記のOSおよびLinuxディストリビューションで動作することが確認されています。
  • Ubuntu
  • Debian(対応するOpenRTM-aistのバージョンに制限あり)
  • Fedora(対応するOpenRTM-aistのバージョンに制限あり)

上記以外の環境でも一般的なLinux/UNIX環境であれば、ビルドできる可能性があります。

依存ライブラリ

OpenRTM-aist-Python-1.2.1のインストールには下記の開発環境およびライブラリが必要です。
  • python: ビルドツールを利用するために必要
  • omniORBpy: OpenRTM-aistのビルド(IDLコンパイル)に必要

それぞれのソフトウエアのドキュメントに従いインストールを行ってください。これらのパッケージが、標準のディレクトリ(/usr、/usr/lib/ など)下にインストールされていると、以降のOpenRTM-aist-Pythonのビルド作業を比較的簡単に行うことができます。

Ubuntu, DebianではomniORB関連のものは以下のコマンドでインストールできます。

 sudo apt-get install python-omniorb-omg omniidl-python omniorb-nameserver

ソースのダウンロード

OpenRTM-aist-Pythonのソースをダウンロードします。

ソースコードの展開

まずソースコードパッケージOpenRTM-aist-Python-1.2.1.tar.gzを適当なディレクトリに展開します。

 $ tar xvzf OpenRTM-aist-Python-X.X.X.tar.gz
 $ cd OpenRTM-aist-Python-X.X.X

ビルド

OpenRTM-aist-Pythonはパッケージのビルドにdistutilsモジュールを使用しています。 ビルドの仕方は、他のdistutilsを使用したパッケージと同様に行います。

 $ python setup.py build [options]

[options]で使用可能なオプションは

 $ python setup.py --help

で参照してください。

インストール

ビルド が正常に終了したら、Pythonモジュール、ユーティリティコマンド群をインストールします。

 $ sudo python setup.py install

以上で、ソースコードからのビルドおよびインストールは終了です。

ダウンロード

最新バージョン : 2.0.1-RELESE

統計

Webサイト統計
ユーザ数:2160
プロジェクト統計
RTコンポーネント307
RTミドルウエア35
ツール22
文書・仕様書2

Choreonoid

モーションエディタ/シミュレータ

OpenHRP3

動力学シミュレータ

OpenRTP

統合開発プラットフォーム

産総研RTC集

産総研が提供するRTC集

TORK

東京オープンソースロボティクス協会

DAQ-Middleware

ネットワーク分散環境でデータ収集用ソフトウェアを容易に構築するためのソフトウェア・フレームワーク