インストールまたはビルドが正常に終了したら、付属のサンプルで動作テストをします。 サンプルは、通常は以下の場所にあります。
サンプルコンポーネントセットSimpleIOを使って、OpenRTM-aistが正しくビルド・インストールされているかを確認します。
RTコンポーネントConsoleIn、ConsoleOutからなるサンプルセットです。 ConsoleInはコンソールから入力された数値をOutPortから出力するコンポーネント、ConsoleOutはInPortに入力された数値をコンソールに表示するコンポーネントです。 これらは、最も簡単な(Simpleな)I/O(入出力)を例示するためのサンプルです。 ConsoleInのOutPortからConsoleOutのInPortへ接続を構成し、これらの2つのコンポーネントをアクティブ化(Activate)することで動作します。
以下は、msiインストーラーでOpenRTM-aistをインストールした環境で、スタートメニューから各種プログラムを起動する前提での説明です。
以下の手順に従ってRTSystemEditor、ネームサーバーを起動してください。
ネームサーバー起動後、適当なサンプルコンポーネントを起動します。
Windows 10の場合は右下の[ここに入力して検索]にJava_Examplesと入力してサンプルのフォルダーを開きます。
ここでは、「ConsoleIn.bat」「ConsoleOut.bat」をそれぞれダブルクリックして2つのコンポーネントを起動します。 起動すると、下図のような2つのコンソール画面が開きます。
コンポーネントが起動しない場合、いくつかの原因が考えられます。
環境変数RTM_ROOT、RTM_JAVA_ROOTが正しく設定されていない場合に問題が発生する可能性があります。 msiインストーラーでインストールした場合はOSを再起動すると解決する場合があります。
また、rtc.confの設定に問題があり、起動できないケースがあります。上記スタートメニューフォルダーの[rtc.conf for examples]を開いて設定を確認してください。 例えば、corba.endpoint/corba.endpointsなどの設定が現在実行中のPCのホストアドレスとミスマッチを起こしている場合などは、CORBAが異常終了します。
以下のような最低限のrtc.confに設定しなおして試してみてください。
corba.nameservers: localhost
RTSystemEditorのツリー表示の[>]をクリックすると、先ほど起動した2つのコンポーネントが登録されていることがわかります。
システムを編集するエディタを開きます。上部のエディタを[Open New System Editor]ボタン をクリックすると、中央のペインにエディタが開きます。
左側のネームサービスビューに のアイコンで表示されているコンポーネント(2つ)を中央のエディタにドラッグアンドドロップします。
ConsoleIn0コンポーネントの右側にはデータが出力されるOutPort 、ConsoleOut0コンポーネントの左側にはデータが入力されるInPort がそれぞれついています。
これらInPort/OutPort(まとめてデータポートと呼びます)を接続します。 OutPortからInPort(またはInPortからOutPort)へドラッグランドドロップすると、図のようなダイアログが現れますので、デフォルト設定のまま[OK]ボタンをクリックします。
2つのコンポーネントの間に接続線が現れます。次に、エディタ上部メニューの[Activate Systems]ボタン をクリックし、これらのコンポーネントをアクティブ化します。 アクティブ化されると、コンポーネントが緑色に変化します。
コンポーネントがアクティブ化されるとConsoleInコンポーネント側コンソールが
Please input number:
というプロンプト表示に変わりますので、適当な数値(short intの範囲内:32767以下)を入力しEnterキーを押します。 すると、ConsoleOut側では、入力した数値が表示され、ConsoleInコンポーネントからConsoleOutコンポーネントへデータが転送されたことがわかります。
以上で、コンポーネントの基本動作の確認は終了です。
インストーラーには、このほかにもいくつかのサンプルコンポーネントが付属しています。 これらのコンポーネントも同様に起動し、RTSystemEditorでポート同士を接続し、アクティブ化することで試すことができます。
付属しているコンポーネント起動用のバッチファイルのリストとそれにより起動されるコンポーネントの簡単な説明を以下に示します。
モーションエディタ/シミュレータ
動力学シミュレータ
統合開発プラットフォーム
産総研が提供するRTC集
東京オープンソースロボティクス協会
ネットワーク分散環境でデータ収集用ソフトウェアを容易に構築するためのソフトウェア・フレームワーク
サンプルコンポーネントの場所
インストールまたはビルドが正常に終了したら、付属のサンプルで動作テストをします。 サンプルは、通常は以下の場所にあります。
サンプルコンポーネントセットSimpleIOを使って、OpenRTM-aistが正しくビルド・インストールされているかを確認します。
サンプル(SimpleIO)を使用したテスト
RTコンポーネントConsoleIn、ConsoleOutからなるサンプルセットです。 ConsoleInはコンソールから入力された数値をOutPortから出力するコンポーネント、ConsoleOutはInPortに入力された数値をコンソールに表示するコンポーネントです。 これらは、最も簡単な(Simpleな)I/O(入出力)を例示するためのサンプルです。 ConsoleInのOutPortからConsoleOutのInPortへ接続を構成し、これらの2つのコンポーネントをアクティブ化(Activate)することで動作します。
以下は、msiインストーラーでOpenRTM-aistをインストールした環境で、スタートメニューから各種プログラムを起動する前提での説明です。
RTSystemEditor、ネームサーバー起動
以下の手順に従ってRTSystemEditor、ネームサーバーを起動してください。
サンプルコンポーネントの起動
ネームサーバー起動後、適当なサンプルコンポーネントを起動します。
Windows 10の場合は右下の[ここに入力して検索]にJava_Examplesと入力してサンプルのフォルダーを開きます。
ここでは、「ConsoleIn.bat」「ConsoleOut.bat」をそれぞれダブルクリックして2つのコンポーネントを起動します。 起動すると、下図のような2つのコンソール画面が開きます。
コンポーネントが起動しない場合
コンポーネントが起動しない場合、いくつかの原因が考えられます。
コンソール画面が開いてすぐに消える
環境変数RTM_ROOT、RTM_JAVA_ROOTが正しく設定されていない場合に問題が発生する可能性があります。 msiインストーラーでインストールした場合はOSを再起動すると解決する場合があります。
また、rtc.confの設定に問題があり、起動できないケースがあります。上記スタートメニューフォルダーの[rtc.conf for examples]を開いて設定を確認してください。 例えば、corba.endpoint/corba.endpointsなどの設定が現在実行中のPCのホストアドレスとミスマッチを起こしている場合などは、CORBAが異常終了します。
以下のような最低限のrtc.confに設定しなおして試してみてください。
エディタへの配置
RTSystemEditorのツリー表示の[>]をクリックすると、先ほど起動した2つのコンポーネントが登録されていることがわかります。
システムを編集するエディタを開きます。上部のエディタを[Open New System Editor]ボタン
をクリックすると、中央のペインにエディタが開きます。
左側のネームサービスビューに
のアイコンで表示されているコンポーネント(2つ)を中央のエディタにドラッグアンドドロップします。
接続とアクティブ化
ConsoleIn0コンポーネントの右側にはデータが出力されるOutPort
、ConsoleOut0コンポーネントの左側にはデータが入力されるInPort
がそれぞれついています。
これらInPort/OutPort(まとめてデータポートと呼びます)を接続します。 OutPortからInPort(またはInPortからOutPort)へドラッグランドドロップすると、図のようなダイアログが現れますので、デフォルト設定のまま[OK]ボタンをクリックします。
2つのコンポーネントの間に接続線が現れます。次に、エディタ上部メニューの[Activate Systems]ボタン
をクリックし、これらのコンポーネントをアクティブ化します。 アクティブ化されると、コンポーネントが緑色に変化します。
コンポーネントがアクティブ化されるとConsoleInコンポーネント側コンソールが
というプロンプト表示に変わりますので、適当な数値(short intの範囲内:32767以下)を入力しEnterキーを押します。 すると、ConsoleOut側では、入力した数値が表示され、ConsoleInコンポーネントからConsoleOutコンポーネントへデータが転送されたことがわかります。
以上で、コンポーネントの基本動作の確認は終了です。
他のサンプル
インストーラーには、このほかにもいくつかのサンプルコンポーネントが付属しています。 これらのコンポーネントも同様に起動し、RTSystemEditorでポート同士を接続し、アクティブ化することで試すことができます。
付属しているコンポーネント起動用のバッチファイルのリストとそれにより起動されるコンポーネントの簡単な説明を以下に示します。