ここでは実行コンテキストビューについて説明します。
実行コンテキストビューでは、選択中の RTC が属する実行コンテキスト(EC)の一覧を表示し、EC の開始/終了、RTC のアクション実行、EC への RTC のアタッチ/デタッチを行うことができます。また、EC の実行周期の設定を行うことができます。
No. | 説明 |
① | RTC のインスタンス名。 |
② | RTC が属する EC のリストを表示。 RTC がオーナーの EC は「owned*」、RTC が参加のみの EC は「participate*」で表示。 |
③ | ②で選択中の EC の実行レート。 |
④ ⑤ |
選択中の EC のプロパティを Name、Value の一覧として表示。 id: EC の ID。オンラインの場合は context_handle を ID として表示。 kind: EC 種別 (PERIODIC/EVENT_DRIVEN/OTHER) state: EC の状態 (RUNNING/STOPPING) component_state: 選択中の RTC の EC 上での状態 (ACTIVE/INACTIVE/ERROR) owner: この EC のオーナー RTC のインスタンス名 participants: この EC に参加中の RTC の数 その他、EC に設定された任意のプロパティを表示。 |
⑥ | 入力された実行レートを EC へ反映させる。 |
⑦ | 選択中の EC を開始する。(オフラインでは使用不可) |
⑧ | 選択中の EC を停止する。(オフラインでは使用不可) |
⑨ | 選択中の RTC の、選択中の EC 上での状態をアクティブにする。(オフラインでは使用不可) |
⑩ | 選択中の RTC の、選択中の EC 上での状態を非アクティブにする。(オフラインでは使用不可) |
⑪ | 選択中の RTC の、選択中の EC 上での状態をリセットする。(オフラインでは使用不可) |
⑫ | 選択中の RTC を、選択中の EC からデタッチする。 ただし、RTC 自身が EC のオーナーの場合はデタッチ不可。 |
⑬ | システムエディタ上の RTC の選択ダイアログを開き、選択した RTC を EC にアタッチする。 |
実行レートの編集中の値は、⑥の [Apply] ボタンがクリックされるまで適用されません。また、修正中(未適用)の情報は薄い赤色で表示されます。入力値が不正な場合は赤色で表示されます。
オンラインエディタの場合は EC の操作や、その EC 上での RTC の状態を変更することができます。
[Start] ボタンをクリックすると EC を開始し、プロパティの state が「RUNNING」となり、[Stop] ボタンをクリックすると EC を停止し、state が「STOPPING」となります。
EC 上での RTC の状態を変更するには [Activate]、[Deactivate] ボタンをクリックします。アクティブ化すると、プロパティの component_state が「ACTIVE」となり、非アクティブ化すると component_state が「INACTIVE」となります。
何らかの理由で RTC が「ERROR」状態となったときは、[Reset] ボタンをクリックして復旧します。
RTC は複数の EC にアタッチすることができます。
RTC を追加したい EC を選択して、[Attach] ボタンをクリックすると、RTC の選択ダイアログが開きます。選択ダイアログには、システムエディタ上にある RTC の一覧が表示されます。
RTC を選択して [OK] をクリックすると、EC に RTC が追加され、追加した RTC の participate ECの一覧に新しく EC が追加されます。
EC のアタッチを解除するには、participate の EC を選択して [Detach] ボタンをクリックします。