Windows でのビルド方法を説明します。
Visual C++( バージョン 2005 以上 ) | vc++開発環境 |
CMake( バージョン 2.8.5 以上 ) | 開発環境にあったビルドファイルを生成するツール |
Doxygen | ドキュメンテーションジェネレーター |
Wix Windows Installer XML toolset ( バージョン 3.0 または 3.5) | Windows Installer(MSI) パッケージを作成するためのツールセット |
Visual C++ と Wix はバージョンの組み合せが存在します。
VC++ | Wix |
2010 | 3.5 |
2008 | 3.0 |
2005 | 3.0 |
ビルド手順を示します。 図は VC++ 2005 、CMake 2.8.5 です。
GUI 版 Cmake を起動してディレクトリーを指定します。
Where is the source code | RTCBuilder で生成したコードのフォルダーを指定します。 |
Where to build the binaries | ソリューション/プロジェクト/ワークスペースなどのファイルを出力するフォルダーを指定します。 |
[Configure] ボタンをクリックして実行します。その後、使用するプラットフォームを選択します。 例では「Visual Studio 9 2008」を選択しています。
Configure が正常終了したら、[Generate] ボタンをクリックします。
「Where to build the binaries」で指定したフォルダー内にあるソリューションファイル(*.sln)を開きます。
[ビルド] > [ソリューションのビルド] を実行してソリューションをビルドします。
ソリューションエクスプローラで「doxygen」を選び、右クリックします。 そこで「ビルド」を選択して実行します。
「Where to build the binaries」で指定したフォルダー配下の doc/html にドキュメントが生成されます。
パッケージ生成には、CMake に同梱されている cpack と Wix を使用していますが、 cpack は、Wix に対応しておらず、通常のままですと、パッケージを生成することができません。 その対応として、以下ファイルを展開して、C:\Program Files\CMake 2.8 のものと差し替えてください。
ソリューションエクスプローラで「doxygen」を選び、右クリックします。 そこで「ビルド」を選択して実行します。
ソリューションエクスプローラで「PACKAGE」を選び、右クリックします。 そこで「ビルド」を選択して実行します。
「Where to build the binaries」で指定したフォルダー配下に msi 形式のイントールパッケージが生成されます。
rtc1.1.0-<パッケージ名>.msi
このイントールパッケージを実行すると下記へインストールされます。
C:\Program Files\OpenRTM-aist\1.1\components\<言語>/<パッケージ名>
添付 | サイズ |
---|---|
cmake-2.8-WiX-patch_v30.zip | 1.09 MB |