生成対象RTコンポーネントの各種プロファイル情報を設定した後、テンプレートコードの生成を行います。 基本プロファイル入力ページの「 コード生成 」ボタンをクリックすると、入力したプロファイル情報に応じたテンプレートコードの生成が行われます。
各言語を選択した際のコード生成実行時に生成されるテンプレートファイルは以下のとおりです。
ファイル名 | 説明 |
README_<RTC名> | README ファイルです。RT コンポーネント生成時に設定した情報などが記述されています。 |
<RTC名>.conf | コンポーネントの設定ファイルです。 |
rtc.conf | コンフィギュレーションファイルです。ExecutionContextの実行周期などが記述されています。 |
ファイル名 | 説明 |
<RTC名> Comp.cpp | RT コンポーネントを起動するコードです。 |
<RTC名>.h | RT コンポーネント本体のヘッダです。 |
<RTC名>.cpp | RT コンポーネント本体のコードです。 |
<サービス型名>SVC_impl.h | サービスプロバイダのヘッダです。(※) ServiceProvider にて指定された Type のみが出力されます。 |
<サービス型名>SVC_impl. cpp | サービスプロバイダの実装コードです。(※) ServiceProvider にて指定された Type のみが出力されます。 |
Makefile.<RTC名> | コンパイルするための Makefile です。 |
<RTC名>_vc8.sln | Visual Studio 2005用のソリューションファイルです。 |
<RTC名>_vc8.vcproj | Visual Studio 2005用のRTコンポーネントプロジェクトファイルです。 |
<RTC名>Comp_vc8.vcproj | Visual Studio 2005用の起動コード用プロジェクトファイルです。 |
<RTC名>_vc9.sln | Visual Studio 2008用のソリューションファイルです。 |
<RTC名>_vc9.vcproj | Visual Studio 2008用のRTコンポーネントプロジェクトファイルです。 |
<RTC名>Comp_vc9.vcproj | Visual Studio 2008用の起動コード用プロジェクトファイルです。 |
Copyprops.bat | プロパティ・ファイルコピー用バッチファイルです。 |
User_config.vsprops | ユーザ定義用プロパティ・ファイルです。 |
OpenRTM-aist.vsprops | OpenRTM-aist 用プロパティ・ファイルです。 |
ファイル名 | 説明 |
<RTC名>Comp.java | RT コンポーネントの起動用クラスです。 |
<RTC名>.java | RT コンポーネントの Component Profile, 初期化処理などを定義したクラスです。 |
<RTC名>Impl.java | RT コンポーネントの本体です。 |
build_<RTC名>.xml | RT コンポーネントのビルド用ファイルです。 |
<サービス型名> SVC_impl.java | サービスプロバイダの実装クラスです。(※) |
ファイル名 | 説明 |
<RTC名>.py | RT コンポーネントのコードです。 |
<サービス型名>_idl.py | |
<サービス型名>_idl_example.py | サービスプロバイダの実装ファイルです。(※) |
ファイル名 | 説明 |
<RTC名>.cs | RTコンポーネントのコードです。 |
<RTC名>.csproj | RTコンポーネントのプロジェクトファイルです。 |
<サービス型名>Impl.cs | サービスプロバイダの実装クラスです。(※) |
<RTC名>.csproj.user | プロパティ・ファイルです。 |
App.config | アプリケーション用コンフィギュレーションファイルです。 |
Program.cs | RTコンポーネントの起動用クラスです。 |
RtcBuilder は、生成したファイルと同名のファイルが出力先に既に存在し、既存ファイルと生成ファイルの間で出力内容に差異が存在する場合、どちらの出力を利用するかを選択する確認画面が表示されます。
※1 Mergeでは、<rtc-template block=”block”>タグで囲まれた範囲のみを最新の生成内容で上書します。生成したテンプレートは、ユーザが変更しない範囲をあらかじめこのタグで囲んでいます。このタグの中は変更後もマージすることで消えてしまいますので、修正しないようにしてください。
生成対象言語の開発環境用プラグインがインストールされている場合、コード生成実行後にパースペクティブ切り替えの確認メッセージが表示されます。 対象のプラグインがインストールされている場合には以下のようなメッセージが表示されますので、パースペクティブの切り替えを行うかどうかを選択してください。
※各言語用の開発環境用プラグインがインストールされており、出力対象プロジェクトが新規作成プロジェクトの場合は、各プロジェクトのプロパティに対象言語の属性が設定されます。
生成したテンプレートファイル、テンプレートファイルを基に作成した RT コンポーネントの実行用バイナリファイルなどを各種形式でアーカイブする機能です。 基本プロファイル入力ページの「 パッケージ化 」ボタンをクリックすると、パッケージング内容を設定するための「RTコンポーネント パッケージ化」画面が表示されます。
以下、各項目について説明いたします。
項目 | 説明 | |
対象プロジェクト | パッケージング対象のプロジェクトを選択してください。 | |
宛先ディレクトリ | パッケージングした成果物を出力するディレクトリを入力してください。「参照」ボタンを使用することで、ディレクトリ選択ダイアログが表示されます。 | |
アーカイブ方式 | 作成するアーカイブの形式を選択してください。 | |
オプション | 各アクション内での動作に関する概要説明。省略可能項目。 | |
アーカイブ形式 | ZIP フォーマットを利用したアーカイブと、tar フォーマットを利用したアーカイブを作成することが可能です。使用するフォーマット形式を選択してください。 | |
アーカイブ内容の圧縮 | アーカイブ内容を圧縮する場合には、チェックボックスを ON にしてください。 | |
ディレクトリ構造 | アーカイブ対象プロジェクトのディレクトリ構造をそのまま保持した形でアーカイブを行うか、全てルートディレクトリに入れた形でアーカイブを行うかを選択してください。 |
※アーカイブ方式(「ソース」「バイナリ」「ソース+バイナリ」)ごとに、どのファイル種類をアーカイブに含めるかは、後述の「設定画面」にて設定することができます。
RTCBuilder では、RTC プロファイルエディタで入力した内容を RTC プロファイル XML(RTC.xml) に保存したり、保存した内容を再度読み込むことが可能です。
※[Save As…]を選んだ場合、任意のプロジェクト内に保存することが可能です。