ビュー(実行コンテキストビュー編)

ここでは実行コンテキストビューについて説明します。

fig23ECView.png
実行コンテキストビューの位置


実行コンテキストビューでは、選択中の RTC が属する実行コンテキスト(EC)の一覧を表示し、EC の開始/終了、RTC のアクション実行、EC への RTC のアタッチ/デタッチを行うことができます。また、EC の実行周期の設定を行うことができます。

fig24ECView.png
実行コンテキストビュー


実行コンテキストビューの画面構成

No. 説明
RTC のインスタンス名。
RTC が属する EC のリストを表示。
RTC がオーナーの EC は「owned*」、RTC が参加のみの EC は「participate*」で表示。
②で選択中の EC の実行レート。

選択中の EC のプロパティを Name、Value の一覧として表示。
 id: EC の ID。オンラインの場合は context_handle を ID として表示。
 kind: EC 種別 (PERIODIC/EVENT_DRIVEN/OTHER)
 state: EC の状態 (RUNNING/STOPPING)
 component_state: 選択中の RTC の EC 上での状態 (ACTIVE/INACTIVE/ERROR)
 owner: この EC のオーナー RTC のインスタンス名
 participants: この EC に参加中の RTC の数
その他、EC に設定された任意のプロパティを表示。
入力された実行レートを EC へ反映させる。
選択中の EC を開始する。(オフラインでは使用不可)
選択中の EC を停止する。(オフラインでは使用不可)
選択中の RTC の、選択中の EC 上での状態をアクティブにする。(オフラインでは使用不可)
選択中の RTC の、選択中の EC 上での状態を非アクティブにする。(オフラインでは使用不可)
選択中の RTC の、選択中の EC 上での状態をリセットする。(オフラインでは使用不可)
選択中の RTC を、選択中の EC からデタッチする。
ただし、RTC 自身が EC のオーナーの場合はデタッチ不可。
システムエディタ上の RTC の選択ダイアログを開き、選択した RTC を EC にアタッチする。

実行レートの編集中の値は、⑥の [Apply] ボタンがクリックされるまで適用されません。また、修正中(未適用)の情報は薄い赤色で表示されます。入力値が不正な場合は赤色で表示されます。

fig25EditRate.png
実行レートの編集中


fig26EditRateError.png
実行レートの設定値が不正な場合


オンラインエディタの場合は EC の操作や、その EC 上での RTC の状態を変更することができます。
[Start] ボタンをクリックすると EC を開始し、プロパティの state が「RUNNING」となり、[Stop] ボタンをクリックすると EC を停止し、state が「STOPPING」となります。
EC 上での RTC の状態を変更するには [Activate]、[Deactivate] ボタンをクリックします。アクティブ化すると、プロパティの component_state が「ACTIVE」となり、非アクティブ化すると component_state が「INACTIVE」となります。
何らかの理由で RTC が「ERROR」状態となったときは、[Reset] ボタンをクリックして復旧します。

fig27ActionAndStatus.png
EC の操作、および RTC の状態変更


RTC は複数の EC にアタッチすることができます。
RTC を追加したい EC を選択して、[Attach] ボタンをクリックすると、RTC の選択ダイアログが開きます。選択ダイアログには、システムエディタ上にある RTC の一覧が表示されます。

fig28SelectDialog.png
RTC 選択ダイアログ


RTC を選択して [OK] をクリックすると、EC に RTC が追加され、追加した RTC の participate ECの一覧に新しく EC が追加されます。

fig29AttachContext.png
EC への RTC のアタッチ


EC のアタッチを解除するには、participate の EC を選択して [Detach] ボタンをクリックします。

fig30DetachContext.png
EC から RTC をデタッチ